企業情報

CSR指標
株式会社山田組の指標グラフ図
商号 株式会社山田組
会社設立日 昭和29年7月12日
代表取締役 山田厚志
本社所在地 名古屋市中川区戸田五丁目1213番地
資本金 3,300万円
事業内容 土木工事、環境・景観整備工事、上下水道工事、上下水道・管更生工事、
その他管工事
従業員数 80名

CSRの取り組み内容

 

まず市民・企業・行政がそれぞれ企画を持ち寄り講座運営する「なごや環境大学」にて講座の企画運営を行っている。講座の内容は防災・環境など、建設業の果たしている役割の重要性を社会に発信している。さらに、山田社長は広報委員長も務め、読者参加型というユニークな試みを用いたパンフレットの作成も手がけている。

また、地域の防災活動の推進も山田組の特徴の一つだ。平成17年度から開催している地元・中川区供米田(くまいでん)中学校区での「地域防災大会」の企画運営も山田組として毎年行っている。個人や地域が防災・減災の「できること」「やるべきこと」を体験しながら学べる場を提供し、「公助」にたよりすぎない「自助・共助」の意識を持った「災害に強い地域」を目指し自主企画として始めたことがきっかけだった。今では地域主催のイベントへの協力という形で企画運営を担っている。


平成21年2月第2回名古屋市エコ事業所 優秀賞
平成21年7月全国建設業協会より社会貢献活動について表彰を受ける
他多数あり

CSRに関わる経緯・動機

 

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建設業という職種のイメージのため、社員たちが社会からあまりよい言葉をかけてもらえないことに対する義憤の念が一つのきっかけだったと山田社長は振り返る。しかし活動を行う中で、世の中の人はそんなに悪く思っていないと気付いたと言う。素朴に建設業者へ期待をしている声を聞き、内に籠もって理解してくれないと嘆くのではなく、もっと自然にふるまえばいいと気が付いたそうだ。

 

さらに平成8年に技術士の資格を取得したことも一つの転機だった。山田社長は技術士を一般の産業界において自分たちの仕事内容、必要性をきちんと世間に説明できる人、つまり難しいことを分かりやすく解き明かせる人と説明する。それまで一企業人として行政との連携は難しかったことに対し、この資格を取得し一技術士となったことによって、行政との連携をスムーズに行うことができるようになったと言う。

企業としてCSRが成り立つには

「本業に必死だからこそ行う」

山田社長は中小企業のCSRは社長を含めた社員研修という捉え方をしている。山田組の取り組みも、すべて本業と切り離されたものではなく本業の力を強くするため、一人一人が持っている強みを確認し、自分たちの強みを社会にアピールしているのだと話す。「そのためにも、社長が自ら活動をやること。それは社員のためにやる。そこへひっぱりだされる社員はそこで否応なく腕を磨かれる。それをできるだけコストを他所からもらってやることが社長の仕事。」今はコストをつぎ込む時代から、山田組にお願いしたいと言われ資金を得ながら貢献活動を行うまでに至った。「だから社員も文句を言えない。会社に負担をかけているつもりもない。」実際に会社もどんどん良くなり、今はもう自分の理想の会社になったと山田社長は話す。

「社長としての責任を自覚する」

社長になったとき、山田社長はいい暮らしをしたい、いい車に乗りたい、と思うのではなく、「いい生き方をしよう。社員のために地域のために、会社に自分を捧げよう。」と考えた。「私は社員に食べさせてもらっている。一番依存しているのは経営者。それを自覚した経営者の下で働かないと社員は不幸。だって、そのことに気がついたら経営者は社員を不幸にしたくなくなるから。」関わった人たちと具体的にいい関係を作っていくことを目指し、会社の自分以外の人を幸せにする。それができなかったら他所でいいことをしていても社員は矛盾を感じてしまうということを知っているからだ。「一番幸せそうなのは山田組の人たちだよねと言われたい。」みんながハッピーになる今の会社を社長自ら奇跡と呼ぶ。

「しかけとしてCSRをはじめる」

どこかの真似や意識をしてしなくても、それぞれの会社が自分たちのやれることを、自社の環境から発想できることをすればいい。製造業だったら、自分の製造の現場に人を招くことから始めるとか。それだけでも、ゴミが落ちていると格好が悪いから掃除しようときっと災害がなくなることにつながっていく。会社の中で考えているよりは地域の人が会社に入ることによって変わってくることもあるだろう。お金をかける必要はない。

今後のビジョン

「自分が舞い上がらないようにしたい。」友人からは建設業の社長というポジションの中でやれることをやっていけと言われたという。自分と山田組を一体と考え、社長が活躍することで山田組が世の中から期待をされている。その期待に答えていけるよう、少なくとも65歳までは社長を続けていきたいと思っているそうだ。今は55歳なのであと10年だ。その間に「業界そのものを元気にしたい。地元の建設業で問題を抱えながら一生懸命がんばっている仲間と業界全体としてよくしていきたい。」「会社を急激に大きくせず、今は注意深く今のいい状況を壊さないようにしていきたい」。確実に大胆に社長の中では次なる未来のデザインがなされている。

社員、地域の声

社員の声

・社長から地域防災をやるぞ!と言われてやってみた結果、自分たちに必要なものが見えてきました。
・今年55周年を迎える会社ですが、地元の人のことを知らなかったことに気がつきました。
・社長は会社の広告塔。社員それぞれに役割があります。みなそれぞれが得意なことをやっているという意識はありますね。(Mさん)