企業情報

商号 株式会社石川マテリアル
会社設立日 1953年(昭和28年)創業 1967年(昭和42年)設立
代表取締役 石川喜一朗
本社所在地 愛知県名古屋市昭和区山花町124番地
資本金 3000万円
事業内容 製紙原料(古紙)、製鋼原料(鉄・非鉄スクラップ)、繊維原料(古着等)飲料容器(ビン・缶・ペットボトル)のリサイクル、紙媒体や電子媒体(PC・HDD等)のデータ消去サービス、廃棄物処理業(収集運搬・中間処分)
従業員数 136名(2013年10月現在)

CSRの取り組み内容

IM02c.jpg環境:古紙・金属スクラップ等のリサイクル(本業)、環境マネジメントシステムに関する国際規格の認証を取得、(社)愛知県緑化推進委員会実施「緑の募金」へ寄付、太陽光発電事業の推進

コミュニティへの参画:中部リサイクル運動市民の会との協働(エコロジーセンター Re☆創庫)、小学校への出前授業や寄付

消費者課題:工場見学

(写真:機密処理工場シュレッドセンター屋上の太陽光発電。最大で49.28kWを発電。)

 


2000年10月国よりリサイクル推進功労者通産大臣賞 受賞
2001年10月愛知県より先導的資源化貢献企業として愛知県資源再生利用化貢献者表彰  受賞
2003年11月ウェステック大賞2003の地域活動部門賞 受賞
2005年 3月2005年日本国際博覧会(愛知万博)会場の紙製容器のリサイクルを行う
2006年12月名古屋市よりエコ事業所として認定される
2009年11月旧シュレッドセンター跡地をNPO法人中部リサイクル運動市民の会に貸出、Re創庫あつたとして協働事業を行う

 

CSRに関わる経緯・動機

「次の世代へより良い環境を『Keep Green』をモットーとして、環境の変化に適応できる人を育て社会に貢献できる会社を創る」

IM03d.jpg御尊父の事業を引き継ぐにあたり、経営者としてリーダーシップを発揮する必要があると感じ、そのために自らの人格を磨くこと(人が嫌がることを進んでやること)、人間性を高めること(自他振替の精神を得ること)に取り組むようになった。また、先人の知恵に学び、正しい考え方・捉え方を身につけ、自分の哲学を持ち、これらを深く追求し、理解し、実践することで、組織をまとめてきた。経営者として企業としてどうあるべきかを深く追求し実践した取り組みが、そのままCSRの取り組みになっている。「責任とは、周りに迷惑をかけないようにすることでしょ。」と石川社長。

不況で再生資源の価格が低迷していた頃、社会における自社の存在価値について考えさせられる機会があった。ある講演を聴いたことがきっかけで、自分たちの仕事が森林資源を守ることにつながるのではないかと考えるようになり、新たな存在価値を見出すためにKeep Greenを企業スローガンに採用した。古紙扱い量1トン当たり10円を(社)愛知県緑化推進委員会が実施する「緑の募金」へ寄付するようになり、今年で5年目である。

 

企業としてCSRが成り立つには

社員の総意でCSRを展開~共存共栄

IM04c.jpg社員に対しても、先人の知恵に学ぶこと、正しい考え方、正しい捉え方を身につけることを教えている。弊社の経営理念は共存共栄であり、地域社会に対しては、リサイクルの啓発・情報開示すること、循環型社会構築に向けて貢献することを目標に掲げている。基本方針の共有を徹底し、社員の意識向上のために様々なメッセージを共有するようにしている。1)従業員皆が株式会社石川マテリアルである。2)会社の評判を高めれば、結果が返ってくる。3)行動方針を実行しよう。

3つの社会貢献、1)ごみ減量資源化を推進し地域に貢献。2)原料を安定供給して経済に貢献。3)緑の募金に寄付して環境に貢献。
「インプットよりアウトプットが大事。頭で分かったようなことを言っても、行動できなければ意味がない。」石川社長は基本を大切にし、人が嫌がることを自ら率先して引き受け、皆のために行動することを通じて、社員にも実践することを求めている。すべての社員がCSRの取り組みを自分のものとし、やりがいや面白さに気づくことが、CSRを継続するコツなのだろう。
(写真:2013年「紙リサイクル出前授業」中小田井小学校)

 

NPOと協働し社会問題の解決に取り組む

IM0506c.jpg名古屋市内で循環型社会の実現をめざし、様々な活動をしている特定非営利活動法人中部リサイクル運動市民の会は、リサイクル中心から転換しリユースに力を入れるために、地域の人がいつでもリユース品・リサイクル品を持ち込める常設拠点の開設を模索していた。石川社長は中部リサイクル運動市民の会がリユース促進に強い意欲を持っていることを感じ、社会貢献の一環として熱田区の拠点跡地の提供(安い賃料で貸し出し)を申し出た。そして2010年6月に常設のリユース&リサイクルステーション「エコロジーセンターRe☆創庫」がオープンした。中部リサイクル運動市民の会は、常設の活動拠点を設けたことで新たな利用者層の拡大へと繋がっている。また、常設拠点を利用して、以前から取り組んでいた「環境教育プログラム」を定期的に開催できるようになった。一方、石川マテリアルは、利用者が増えることで取り扱う古紙量の増加につながり、企業のブランドイメージも良くなっている。

 

今後のビジョン

「工場を市民に開放し、環境教育の場に 」

ごみ減量のために「民間による行政回収」が進み、市民とコミュニケーションをとる機会は減少したように感じている。そこで、新たに分別、リサイクルの重要性を伝える手段として、「出前授業」や「工場見学会」に取り組むようになった。
平成26年3月に、ビン・缶・ペットボトルのリサイクル工場「緑リサイクルセンター」を新設した。ここでは工場見学用の教室を造り、環境教育用のビデオも見てもらうことができる。子供たちが飲み終わった飲料容器(スチール、アルミ、ビン、ペットボトル)のリサイクル過程を説明し、これらが廃棄物(ゴミ)ではなく資源(原料)であること、中身は残さないでねということを伝えたい。「今後は、古紙や金属スクラップの工場も、造り替えていきたい、工場を教育の場にしていきたいと考えている。」石川社長は、「持続可能な開発を可能にするための教育」への取り組みに力を入れていく。

 

社員の声

「地域や社会に貢献しているこの会社が好き」

昔から物持ちがよく、捨てるのが勿体ないと思う私。家でも親の影響もありますが、常に分けてゴミを出したり再利用したりしています。しかし、就活中は環境に関する仕事に携わりたいという漠然としたイメージしかありませんでしたが、研究・設計のように長時間座った仕事よりも体を動かしたいと思っていました。そんな中この会社に出会い、社内の雰囲気が良さそうで社長が常に前を向きながら先を読んで経営されているとの事に惹かれこの会社を選びました。 また、生活・事業活動をしていれば必ず廃棄物は出てきますので、このような職種は常に必要とされるだろうなとも思いました。
(味岡利樹 リサイクル推進事業部 営業職 入社5年目)