企業情報

商号 加山興業株式会社
会社設立日 昭和36年11月1日
代表取締役 加山 順一郎
本社所在地 愛知県名古屋市熱田区南一番町15-5
資本金 5,000万円
事業内容 産業廃棄物収集運搬業、産業廃棄物処分業、特別管理産業廃棄物収集運搬業、特別管理産業廃棄物処分業、一般廃棄物収集運搬業・処分業、解体業
従業員数 96名

CSRの取り組み内容

ミツバチが住む美しい環境を保つ

今回、お話をうかがった中で強い印象を受けたのが蜜蜂の飼育です。

ハチの巣箱.JPG

 

 

蜜蜂は「環境指標生物」のひとつで、空気がきれいな環境でしか生息することが出来ません。加山興業さんは産業廃棄物処理の「汚い」「環境に良くない」というイメージを払拭する一つの手段として、ミツバチを飼うことを始められました。この活動は四年前から始められ、従業員が様々な工夫を凝らし今では6ファミリーものミツバチが暮らしているとのことです。実際に見学させていただくと、巣箱は工場のすぐそばにありました。同社の焼却施設からは、環境に影響を及ぼす有害な物質が排出されていないことの何よりの証拠だと感じました。

 

廃棄物処理業をキーに活動を展開

同車では、ミツバチの巣箱からはちみつ採集する会を地域の方を招き実施するなど、地域交流にも積極的に取り組まれています。豊川市内の小学校に社員が赴き、環境教育の授業もされています。

 

エコロクル.png

また『エコロクル』というインターネットショップも運営されています。( http://www.ecolocle.com/ )同社でとれたはちみつから、コーヒー、防災用品などの販売をされています。「なぜ加山興業がネットショップを?と疑問に思われるかもしれませんが、エコロクルで扱っている防災用品は主に簡易トイレに関するもの。発災時に必ず必要になる『廃棄物』の問題を解決するものですよね。コーヒーもインドネシアのジャコウネコの排泄物からとれる未消化のコーヒー豆を使った高級なもの。廃棄物を適正に処理し、リサイクルできるものは活用していこうという当社のメッセージを、こうした事業からも知ってもらえたらと思います。」

 

加山興業さんの多岐にわたるCSR活動は「Think Proper」というCSR報告書にまとめられています。見やすく美しい誌面からも、産業廃棄物処理に関する負のイメージを払拭し、正しい知識を持ってもらいたいという思いが伝わります。



CSRに関わる経緯・動機

愛知県は自動車産業を中心にモノづくりが盛んです。モノをつくるということはそこには必ず廃棄物が出てきます。しかし、多くの人は廃棄物については興味を持たないどころか、汚いというイメージを持って避けてしまいます。血液の循環には動脈と静脈の両方が必要であるように、モノづくりと廃棄物の処理は産業の発展にとってどちらも大切であるという理解を広めていきたいと加山社長は語ります。

加山興業の工場の前の道路は小学校の通学路となっています。授業を終えた子どもたちが、工場の前を通る時だけハンカチを取り出して口に当てていました。加山社長が子どもたちに「工場の空気がにおうの?」と聞いてみたところ「お父さんやお母さんにここを通る時はこうしなさいと言われている」と答えられたそうです。

地域の人たちに廃棄物処理や、会社についての正しい知識を持ってもらわなければならない。そう感じたことが、CSR活動を始めるきっかけとなったそうです。

企業としてCSR活動を継続して成り立たせるには

ミツバチの飼育、エコロクルの運営といったCSR活動の多くは従業員の方たちが自主的に提案して始められたそうです。社員が遠慮なくアイデアを出し、やりたいと思ったことに積極的に取り組める社内環境も大事なのだと感じました。

実はミツバチは寒さに弱く、飼育に慣れないうちは冬に絶滅させてしまったこともあったそうです。上手くいかないことがあっても、やるならば試行錯誤をして最後までやるという姿勢、気概が大切だとお話しいただけました。

今後のビジョン

近年、アジア地域の工業の発展は目覚ましいものがあります。しかし、廃棄物処理についてはまだ遅れているのが現状だそうです。同社ではまずラオスを皮切りに、海外でも適正に廃棄物を処理する事業の展開を視野に入れているとのことです。

より広範な廃棄物処理のニーズに対応していくために、国内でも工場の拡張や設備の増強などを通じて、より良い処理技術・リサイクル率の向上に努めていきたいとのことでした。