企業情報

CSR指標
株式会社新和建設の指標グラフ図
商号 株式会社新和建設
会社設立日 1969年6月18日
代表取締役 吉村良三、藤井保明
本社所在地 愛知県北名古屋市
資本金 1億5250万円(2008年1月)
事業内容 木造注文住宅の設計・施工・リフォーム工事、古民家再生住宅のリフォーム工事など
従業員数 190人(2009年4月)

CSRの取り組み内容

日本の山を守れ!

新和 放置林の現状2.jpg

新和 .岐阜県東濃地方の檜山.JPG

木造住宅メーカーである新和建設のこだわりは、国産木材にある。しかし、国産材は安い外国産材に押されて日本の林業や製材業はどんどん立ち行かなくなって来ている。その結果、日本の山は荒れ放題となってしまった。良い木材は、良い林業家の元で数十年間しっかり育てられることではじめて産み出される。また、人工林の荒廃は、土壌の流出や水質保全力やCO2吸収力の減退を生じ、決して都市生活と無縁ではない。このまま日本の山々を放っておくわけにはいかない。新和建設は、日本の山林を適切に管理・保全、または回復させるために、様々な取り組みを行っている。

そのうちの一つが、2005年に設立に大きく関わった『NPO法人環境共棲住宅 地球の会』での活動である。地球の会では、国産材を使った木の家づくりを主力商品としている工務店をネットワークし、日本国内における木材の適切な循環型社会が構築できるような活動および情報発信を行っている。また新和建設独自でも、地元北名古屋市民向けに森林ツアーを企画するなどの活動を行っている。

 

職人の技を絶やすな!

新和.大工研修生指導.JPG

新和建設は、創業時から人材育成に力を入れている。特に大工の育成には力を入れており、高校(創業時は中学)を卒業した若者らを一人前の大工にするために、6年間みっちり棟梁の元で鍛え上げるのだ。また彼らは寮での共同生活を通しても成長を遂げ、新和で育て上げられた大工は腕がしっかりしているだけでなく、人柄も誠実な人が多いのと無関係ではないだろう。今では、かつて育てた大工のご子息が入社されるなど親子二代で新和育ちの大工もいるほどである。

また、大工だけでなく、全社員に対して社長はこう思っているのだ。「せっかく縁があって新和に入ったのだから、みんなに一人前になって欲しい。きれいごとかもしれんが、愚直にそうやってきた。それは一切ぶれとらん。」新和はどんな人が入って来ても、一人一人その人と向き合いたいと考える企業なのだ。

 


2005年11月『NPO法人環境共棲住宅 地球の会』設立・理事長就任
2007年12月ISO14001 取得
2009年9月SGEC『緑の循環』認証 取得

CSRに関わる経緯・動機

新和社長.jpg

社長を始めとする創業時メンバーはみな、岐阜県白川町黒川出身の大工である。ここはもともと東濃檜の名産地であり、林業が盛んな地域であった。しかし、創業前後の時期はちょうど高度経済成長の前期でもあり、働く場所が田舎から都会へ次々に移っていった時代であった。田舎の主要産業である農林業は立ち行かなくなっていき、それらに関連した産業も無くなっていき、田舎の雇用はどんどん減っていった。

自分たちの田舎・白川町を守るためにも、東濃檜を使う建築会社を立ち上げよう。
白川町でプレカット工場をつくり、名古屋近郊に本社(営業所)を構える形が出来上がった。また本社と白川町をつなぐ位置に美濃加茂支店を配した。これらは単なる拡大志向による営業展開ではなく、「故郷の山林を守る・国産材を使った木の家づくりをする」というこだわりから産まれた理念に適った営業展開なのである。
新和建設は、原点からしてCSR的観点を持っていたとも言える。

企業としてCSRが成り立つには

当たり前のことを当たり前に

新和 全社員による近隣清掃.JPG

「当たり前のことを当たり前にやればいい。」吉村社長はこう言う。国産材を使うことは、長い目で見て日本の山林や文化を守るためには欠かせないこと、もちろんお客さんのニーズに耳を傾けお客さんに喜んでもらえる家づくりをするのも、お客さんが施工現場に見学にいらした時には大工が大きく挨拶をするのも、いつも施工現場を周辺含めゴミを拾い綺麗に保つのも、CO2の削減やゴミの削減も、新和建設では当たり前のことなのだ。

 

ステークホルダーを巻き込んでCSR

新和 決起集会2.JPG

吉村社長は親しみ深い方言をにじませつつ、「日本の山をなんとかぁせなならんて!」「お客さんに支持される会社でい続けんと」「何言っても大事なんは人なんだで」ということを、全て本気で思って発言しているのが伝わってくる。そしてそれをちゃんと従業員にも伝えている。いやそれだけではない。従業員だけでなく、協力業者にも伝えているのだ。新和建設では、毎年2回、全社員・全職員・全協力業者を集めて決起集会を行い、一団となってCSR(彼らは自分たちの行動をCSRと思ってはいないと思うが)を行っている。

 

社員・顧客の声

顧客の声

住み始めて1ヶ月になりますが、大変満足しております。こちらの要望にもじっくり耳を傾けていただきました。職人さんも、まじめにコツコツとして作っていただき、おかげで良い作り付け家具ができました。ありがとうございました。(Kさん)