"今日は楽しかった縲鰀"と思える職場が生み出す新しい価値
全てを活かし新しい価値を創造する
一日の大事な時間に仕事をするのだから従業員が「今日は楽しかった」と思えるような職場にしたい。そんな鶴田商会は、あたたくて楽しい職場のエネルギーを注ぎ込んだ、環境事業部を通して環境問題にも取り組んでいる。鶴田商会の目指す「新しい価値」とはどんなものだろうか。企業情報
| 商号 | 株式会社 鶴田商会 |
|---|---|
| 会社設立日 | 昭和35年3月1日 |
| 代表取締役 | 社長 鶴田清 |
| 本社所在地 | 統括本部 〒452-0823 名古屋市西区あし原町10 |
| 資本金 | 1,080万円 |
| 事業内容 | 電熱線・ステンレス線の加工および販売、ハーネス事業、環境商品の販売 |
| 従業員数 | 19名 |
CSRの取り組み内容
鶴田商会には、従業員が楽しく働ける職場がある。従業員も「家族」として暖かく接していきたい、という想いがこの会社のとても穏やかで柔らかい、なんともいえない良い雰囲気をつくっていた。ノルマなし、残業なし、両親の介護や子どもの病気など、その時の都合に合せて自由に働ける環境とそれを阻まない雰囲気が出来ている。平均年齢が57歳というのも、単に高齢化社会のあおりではなく、若いころから鶴田商会で働き続けてきた従業員さんが高齢になった結果なのだとか。パートさんも20年縲鰀30年とずっと働き続けている方が多いと言う。
鶴田商会の本業は、創業来61年の電熱線・ステンレス線の加工商社であるが、「環境事業部 エコ・ブランチ」では松の樹液100%の液体自然洗剤や微生物で出来ている多用途濃縮洗剤を始めとする様々なエコ商品の販売を通じて、新しいライフスタイルの提案をしている。生活にエコ商品を取り入れ、安心で心地よい暮らしをするうちに、ライフスタイルを見直すきっかけになり、持続可能社会となるようにと願っての事業である。
さらに会社で畑を借りており、将来は社員全員で畑作業をすることを目指している。まだ一部の人のお世話に頼ってはいるものの、収穫の際には社内で分け合い味わうのだとか。
| 平成10年 | 環境事業部エコ・ブランチ設置 |
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CSRに関わる経緯・動機
「人間がやるんだから、人と人のつながりを大切にするのが絶対条件」
鶴田商会は元々創業来61年の歴史のある電熱線・ステンレス線の加工商社である。その創業の精神は「誠意を第一として信用を財産とする」「つねに心を磨き暖かく人に接する」でありこれが鶴田商会の温かな職場の雰囲気の原点になっている。創業者が心がけてきたこの精神を今も引き継ぎ、人への温かさを持ち続けている。
「会社は生きる道場である」とおっしゃる鶴田社長。仕事は会社のためだけでなく自分のための道場でもあり、そこで成長すればもっと大きなことができるはず、ということだそうだ。
小さな事でも実感すると意識がかわる
環境事業部は、鶴田社長夫人の紀子さんの疑問から生まれた。30年前の結婚当初、鶴田社長の忙しさはすさまじく、無理な納期や値引き交渉で悩まされる日々。経済のシステムはピラミッド型だとつくづく思い知らされ、電熱線・ステンレス線の加工商社であるが故に、黒字で世界から叩かれるほどの日本経済の成長を支えているのはまさにパートさんや内職さん、零細下請け会社なのだと実感したという。さらに、電化製品でも何でも使えなくなる前に新製品への買い替えを推奨しているかのような社会に、過剰に購買欲をそそり、物を大切にしないような経済は行き詰まるのではないかと感じていた。人の価値観が変わらなければ社会は変わらないという思いは、そんな紀子さんが経験を元にたどり着いたものだった。元は個人的に取り組み始めた、価値観がかわるきっかけづくりのための講演会やライブなどの企画の活動だったが、ある出会いから生まれた松の樹液100%の液体自然洗剤の販売を機に、鶴田商会の事業として「環境事業部 エコ・ブランチ」が始まった。「この事業を通して、自然や人とのつながりを意識したライフスタイルへの転換の手助けがしたい。」と紀子さんは言う。
企業としてCSRが成り立つには
鶴田社長、紀子夫人に伺った。
目に見える世界が全てではない
「お金」が王様のような存在になっている現代だが、「お金」は本来道具として生み出されたものでしかない。この原点に目を向けることが大事なことで、いくらお金になるからといって何でも売るという事は本来のビジネスとはいえないと思っている。
「お金」とは違って目に見えない世界や価値というものがあり、私たちが大切にしているもの。例えば、目に見えないが大切な、「人とのつながり」というものがある。どこかだけが儲けるのではく、お客様や取引先、自社の社員みんなの事を考えて、お互い様の気持ちでやっていくこともその一つではないか。私たちは、働いてくれる社員をはじめパートさんや、取引先の工場のおかげで自分たちがあり、販売もできているのだということを自覚しながら経営をしているつもりだ。
自分の良心にそむかない
人を押しのける、貶めるというような感覚を持たず、自分の良心にそむかないように生きようとする、そういう感覚で経営をすれば会社は自然に社会への責任は果たせるのだと思っている。
楽して富を得る、楽して生きる、ことを目標にするのではなく、自分の成長がどこにあるのかを見落とさないことは大事なことだと思う。
今後のビジョン
コミュニティのような会社にしたい
従業員全員が「大家族」の一員であり、もっと言えば、その家族、取引先、お客様も共に助け合える、コミュニティのような会社にしたい。自立連帯の輪を広げ、地域を超えたコミュニティづくりの一助になりたい。
社員、地域の声
社員の声
社内では面倒見がよくパワーがあると定評の、38年間勤務している社員さん、入社1年目のパートさんそれぞれに鶴田商会の職場について伺った。
この会社は雰囲気そのものが家族みたいで、仕事をするのがとても楽しいです。自分の都合で休みたいときなどは自由がきくので気楽に働けています。そんな自由がきく分、一生懸命やっていかなきゃいけないと思っています。最近社長に旅行へ連れて行ってもらっていないことが、唯一残念なことですが(笑)。(社員 保井さん)
入社してまだ1年ですが、みなさんとても温かく、仕事のことだけでなく環境問題や、年配のパートさんから教わる生活の知恵など勉強になることがたくさんあります。ここでは、ただ単に仕事をさせてもらっているだけではないと感じています。人間関係も仕事をしている間だけの関係ではなく、昼休みもとても楽しくて、以前勤めていた会社のような「仕事は仕事」という感じではないおだやかな感じがあります。(事務パート 椙村さん)


