企業情報

商号 知多信用金庫
会社設立日 昭和2年9月18日
代表取締役 理事長 榊原康弘
本社所在地 〒475-0911
愛知県半田市星崎町3丁目39番地の18
資本金 出資金 992百万円
事業内容 信用金庫
従業員数 648人(H27年3月末)

CSRの取り組み内容

知多信用金庫の「夢サポート」は、同金庫の拠点のある知多半島に活動拠点のある団体を対象に、地域振興や地域の活性化につながる事業や活動に対して助成を行う制度だ。助成額は計画する事業や活動資金の1/2以内、最高200万円。法人格の有無を問わず、活動の内容や、助成金の使い途も自由度が高い。市民活動やスモールビジネスを新しく始める際に一番最初に頼りになる助成制度として、知多半島ではよく知られているという。

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一団体あたりの助成額は、平均して10万円前後と決して金額は大きくないが、助成を受ける団体にとっては金額以上の価値があるようだ。「夢サポート」の応募書類には、計画している事業内容や収支計画に加え、その事業を実施することで「地域にどのように役立つか」を記載する欄がある。新たに地域で活動やビジネスを始める人たちにとって、申請書を書くことが、自らの事業の価値や可能性を立ち止まって考え、またそれを他のステークホルダーにも分かりやすく説明する機会になる。知多信用金庫では「夢サポート」の担当者が申請書の書き方のアドバイスも行っているという。志はあっても、公的な書類の作成や、思いを文章で表現することが得意でない団体は少なくない。立ち上げ時のこうしたサポートも、助成先にとってはとても心強いものだろう。

平成16年にスタートした「夢サポート」は、これまでに10,000万円を超える助成を実施している。知多半島は市民活動の盛んな地域として全国的にも知られているが、その活動の一端を「夢サポート」が支えているといえそうだ。



CSRに関わる経緯・動機

助成に当たっては、その団体が本当にやりたいことは何か、将来にかなえたいことは何か、そしてその事業が地域社会に与える影響や付加価値は何かを見極め、評価することを大切にしているという。池田課長によれば「この考え方は、『お金を地域のために使っていただく』という点では、基本的には信用金庫が融資をする際の目利きと同じ」とのことである。

「地元とともに」という創業以来の方針を受け継ぐ社会貢献活動の一環として始まった「夢サポート」であるが、その姿は、地域のお金を地域の発展のために使い、循環させていくという

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信用金庫の業務や使命を象徴するものでもあるようだ。

 

 

企業としてCSR活動を継続して成り立たせるには

 

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「夢サポート」の申請書は、知多信用金庫の事務局にメールや郵送で送られてくるのではなく、各団体の最寄りの店舗窓口へ提出することになっている。書類のやり取りや助成金の受け取り口座の開設などを通して、営業店舗と地域の活動団体の関係をより密にしていくことが狙いだ。助成先としても知多信用金庫との距離が近いことで、助成事業を実施していく上での責任感が高まるという。結果として事業の質が上がり、「夢サポート」の信頼性もますます向上している。

 

今後のビジョン

今後は夢サポートに加えて、同金庫としてソーシャルビジネスやコミュニティビジネスの立ち上げ、起業を支援していく仕組みや商品を開発していきたいという。今年8月に株式会社日本政策金融公庫と連携して取り扱いを開始した「女性企業家応援資金『ワタシの選択』」もその一つだ。同時に、各営業店舗にソーシャルビジネスや起業の支援ができる職員を増やしていくことが、これからの課題となっている。

また、10年にわたる「夢サポート」の成果を何らかの形でまとめ、発信していくことも考えているという。

地域の声

助成先団体としては、「夢サポート」の申請を通じて同金庫や外部有識者から構成される「選考委員会」から、事業計画についてのフィードバックを得られることも嬉しいという。申請することで団体の理念や計画が定まり、団体運営の一助となっている。