企業情報

商号 TIY株式会社
会社設立日 1967年
代表取締役 小出晶子
本社所在地 〒492-8038 
愛知県稲沢市陸田町郷前2042
資本金 1,000万円
事業内容 精密部品の組立加工
自動車部品を中心として、ベアリング部品等の組み立て加工、検査業務などを行っている。
従業員数 120名

CSRの取り組み内容

◆「出来る」に向けて“あくなき挑戦”

TIY株式会社では、部品の組立てに使用する治具を自社で開発・製作している。個々の作業を見直して効果的に治具を取り入れていくことで、安定した品質で最も効率よく大量生産ができるようになり、お客様の希望納期やコストに対応した高品質な製品を常に提供している。同時に、それらは知的障害のある社員や高齢の社員にも使いやすい治具となっており、様々な人が働きやすい職場環境づくりにも役立っている。

 

◆生きるとは社会と繋がること

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一人一人の能力に応じた治具を取り入れることなどにより、障がいがあっても正確に高品質な製品を迅速に組立てることを可能としている。小出社長は「自分が手がけた仕事が社会の中で役立てられていることを実感できるのが製造業の魅力。当社において働く全ての方が真に働く喜びを感じることが出来るような環境づくりを心がけています」と語った。また、年に1回は、障がい者と地域の方々との交流を目的とした「バリアフリー交流会」も三河・稲沢で開催しているそうだ。 



CSRに関わる経緯・動機

小出社長が社長に就任した1995年に初めての障がい者雇用を実施。そのきっかけは会社の人手不足であった。小出社長は、以前に歯科衛生士として働いた経験があり、障がいのある方にも歯科衛生指導をしたことがあった。その際に障がい者の生きがいとは何か?と考える機会があり、その経験が人手不足になった際に思い出された。

地元の養護学校とのつながりを持ち、障がい者の作業場への受け入れを実施したところ、製品ごとにトレーの色を変えるなど、指示が明確であれば十分に仕事ができると実感。そこから試行錯誤しながらの障がい者雇用への取り組みが始まった。

初めての障がい者雇用では、火曜・水曜・木曜だけ障がい者支援施設から出向してもらう形から始めた。出向という形から始め、その後勤務日数を徐々に増やすなどして受け入れの規模を拡大してきた。

その後は毎年障がい者の受け入れをしていくことになり、現在までに13名の障がい者の受け入れを実施した。聴覚障がい・精神障がい・知的障がい・てんかん・自閉症など様々な障害を持つ人が働いている。

 

企業としてCSR活動を継続して成り立たせるには

障害者の雇用にあたっては、社長だけでなく会社として受け入れの体制をつくっていけるように心がけている。職場には高齢のパート社員も多くおり、時にはおせっかいに、時には厳しく障がいのある社員を教えている。また、経験豊富な技術者がおり、どんな人でも働きやすいよう、治具を開発するなど作業工程の工夫を常にしている。それにより、障がい者でも高齢者でも働きやすい職場が成り立っている。

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パート社員は高齢になっても頑張ってくれているが、60歳後半~80歳代であり、世代交代がこれからの課題である。

 

今後のビジョン

年齢・性別に関係なく、障がい者でも高齢者でも働ける会社でありたい。

経営理念に書いた「ユニークな発想のものづくりを提案することで年齢、性別、障害の有無に関係なく働ける環境を整えます」には、ものづくりの面白さ、工夫に会社の強みがあり、強みをだして経営をしていきたいという思いを込めた。大量生産ではできない、技術力が必要な仕事をしていく。

社員の声

・すごく楽しくて面白い。みんなにきいて仕事している。10年つとめている。(パート)

・障がいのある若い社員の笑顔が可愛い。お母さんのように思ってくれている。(社員)

・社長が女性なので女性にとっても働きやすい職場。(社員)

・アットホームな雰囲気。女性の多い会社なので、料理・家庭の話も多い。(写真)