企業情報

CSR指標
株式会社コミュニティータクシーの指標グラフ図
商号 株式会社コミュニティータクシー
会社設立日 平成15年1月20日
代表取締役 岩村龍一
本社所在地 〒507-0074
岐阜県多治見市大原町5-99-3
資本金 2,500万円(株主72名)
事業内容 一般乗用旅客自動車運搬事業 便利屋サービス事業
一般貸切旅客自動車運送事業 福祉サービス事業
従業員数 正社員29名 パート30名 計59名(平成20年3月現在)

CSRの取り組み内容

CSRとは『企業の社会的責任』であると聞いた岩村社長は、「社会的責任のない企業なんてないではな

いか」ともっともだが返事に窮するセリフを言い放った。そんな岩村社長率いる株式会社コミュニティタクシー(コミタク)のCSRの一端を紹介をしたい。

高齢化が進み、名古屋のベットタウンではあるが交通の便も十分とは言えない多治見の地において文字通り市民の足となるだけでなく、お墓参りのお供や買い物の同行、各種代行、雨の日には傘まで差してくれるなど手厚いサービスを提供して、高齢者から高校生まで幅広く市民から支持されているのがコミタクさんである。

全てはお客様の「ありがとう」のために。
そんな徹底したお客様本位、市民本位で事業を展開している。


2006年3月経済産業省 創業ベンチャー国民フォーラム 『JVA2006』の表彰にノミネート
2006年6月「チームマイナス6%」に参加。創立3周年記念の植樹イベント
2007年4月多治見市助成事業「市之倉トライアングルバス」開設
2007年9月CANPAN第一回市民が選ぶCSRプラス大賞ノミネート
2007年11月エコ交通推進ウィークに協力して乗合タクシーを運行
2009年3月ソーシャルビジネス55選(経済産業省)に選出
2009年9月「日本タクシードライバー大賞2009」で女性ドライバーの三輪さんが審査員特別賞を受賞

CSRに関わる経緯・動機

コミタクコミタクの原点は『志』にある。
「龍ちゃん、人間生きているって、志の問題だよ」
岩村社長が地域の先輩経営者に言われ、頭から離れなかった言葉である。
そこで地域の問題を解決する事、人々の役に立つ事を目的とした「地域業」の会社づくりを始めた。これまでの運送会社を受け渡し、ゼロからスタートを切った岩村社長に、40人もの株主が理念に賛同し、出資したことにより会社はスタートした。
現在大半がコミタクを利用する市民である72名の株主に愛され、市民のための活動を続けている。

 

企業としてCSRが成り立つには 1 縲恷幕ニ化にあたって苦労した点縲鰀

『ありがとう』といわれ、頼られ、お金がもらえるサービスがしたい

コミタク実は地域の便利屋から事業をスタートし、困っている商店街を助けるために「100円デリバリー」という配達サービスを試みたがうまくいかなかった。
その後タクシー業界の規制緩和の動きを知り、タクシー会社としての事業を始めた。しかし当初の社員は人は良いのだがリストラや廃業、離婚や家族離散、自己破産を経験した者ばかり、俗に世間では『負け組』と呼ばれた人々だった。
その上彼らは皆、タクシーに関してはズブの素人。ただし、コミタクの志に賛同し、人のお役に立ちたいという心に秘めた熱い思いだけが勝っていたメンバーが集まった。

全員でマニュアルを作り上げ、徹底的に顧客視点のサービスを考えたが、予約の電話が入らない開設当初。我慢の日々が続いた。
仲間が連れてきてくれたお客様一人一人を大切にサービスを展開。

その後、順調に売り上げは伸ばしてきたものの、投資が先行していた。次は資金繰りに苦しむ日々。だが、ここでもコミタクの志に賛同した地域の仲間が見放すわけにはいかないと増資に協力。志があることでつぶれない会社ができあがってきたと同時に、事業が3年目にして黒字に転換していった。

「地域貢献しながら収支を合わせるのは大変でしょうね」その質問に対して岩村社長は「経営の善し悪しは社長個人の能力次第である。」と言い切った。
売上は社員の功績だが経費の使い方は社長の判断であると。利益を上げることは大切だが、出た利益をどう使っていくのか、ということをきちんと考えることがもっと大切だという。

企業としてCSRが成り立つには 2 縲恷幕ニ化にあたって特に力を入れたこと縲鰀

地域のための会社であることを意識して

コミタク例えば2009年4月から地元高校生の送迎事業を始めたコミタクであるが、始めるにあたって請け負うべきかどうか社員と議論したという。銭儲けのためなのか、志に近づくためなのか。
確かに社員の給料を上げるためにはお金はほしい。『目先の銭儲け』に囚われてしまうとそこに事業を行う明確な意味が見い出せず、必ず失敗するという。

そして、コミタクはこの事業を請け負った。ただし、単なる送迎としてではなく、高校生に対する『教育』や社会人との『交流の場』と捉えてサービスを提供することにした。あいさつに始まり、あいさつに終わる人と人の関わりを教える場として。
高校生を待っている間、ドライバーは地域のコンビニ駐車場の自主清掃に取り組むなど、地域との交流を促進する事業として受託することに決めたのである。

今後のビジョン

コミタク銭儲けのためだけではなく人様のため、地域に役立つ「地域業」をどんどん増やしていきたい。
そして同時に熱い志を持つ若者を育てるための場を提供していきたいと考えている。
また、世間でどうしても低く見られがちなタクシー業界の地位向上にも取り組もうとしている。
具体的なアクションとしては2009年8月に「ドライバーズフェスタ」を有志のタクシー会社と共に開催し、日本一のドライバーの表彰をしようと考えている。

社員、地域の声

地域の声

コミタクには本当にたくさんのお礼の手紙が届く。

コミタクの皆様へ
コミタクの皆様には何時も大変お世話様になっております。有難う御座います。
お世話になり始めてから三年になります。私は足が悪いものですから歩いてはどこにもいけません。家の中でも杖が頼りの生活です。高齢になると特に皆さんとの会話が大切を申されます。ですから無理をして出かけます。いくときは娘に送ってもらい、帰りはコミタクさんのお世話になります。梗桔大学とか病院です。病院も一箇所ではありません、三箇所もです。コミタクさんには扉を開け迎え、又言葉も親切で少しの荷物も持っていただき本当に嬉しく涙が出ます。有難う御座います。色々ありがたく感謝しております。
これからもお世話になります。よろしくお願いいたします。
今井様

地域の声

『お元気ですか?』というコミタクが発行する通信に対するものも多くある。
シニア向けに様々な特集を組み、地域の方へのインタビューも行っているものである。
第四回のインタビューでは百歳でも現役で仕事をする若尾さんの姿が紹介されていた。

百と半を過ぎました。皆様にはお変わりなくお励みのこととお喜びを申し上げます。何時も『お元気ですか?』を楽しく拝読いたしております。百歳を過ぎてもますます元気で自分の仕事に精を出している姿には敬服致します。私には足元にも及びませんが少しでもあやかりたいと思っております。
私もこれからは健康に気をつけて少しでも皆様のお役に立ちたいと思っております。寒さの折皆様御身体に気をつけてお勤め大切に
竹本様