企業情報

CSR指標
株式会社マツザワ瓦店の指標グラフ図
商号 株式会社マツザワ瓦店
会社設立日 合資会社/昭和23年6月16日  株式会社/平成9年6月23日
代表取締役 松澤考宏
本社所在地 名古屋市中川区横堀町三丁目32番地
資本金 2,900万円
事業内容 屋根・外壁の補修工事、リフォーム
従業員数 13人

CSRの取り組み内容

 

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マツザワ瓦店の取り組みは現場で行うことが当たり前であった瓦のカット作業を、現場施工前に工場でカット(プレカット)することで現場の負担を軽減できないかと考えたところから始まった。

現場でのカット作業がなくなると、職人さんの負担は軽減され、現場で発生する粉塵や騒音公害も抑制される。また、プレカットの際に生じ

る端材は粉砕することで質の高い培養土として再利用されている。今ではグループ会社の株式会社伍社がプレカットと端材の有効利用を担当している。

マツザワ瓦店は端材から生まれた培養土を活かして“人”にも関わっている。地元の幼稚園や小学校において、社員が子供たちと一緒になって培養土による家庭菜園づくりなどに取り組んでいるのである。「社員が学校に自分から行くかどうかは大きな違い」と松澤さんは言われた。この取り組みは子供たちに環境や自然の大切さを教える活動であると同時に、新入社員研修の役割も果たしているそうだ。

次なる取り組みとしては障害者の雇用率が低い地域を選び、雇用の場としての新しい工場を立ち上げ途中だという。

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平成18年8月ISO14001取得

CSRに関わる経緯・動機

最後は銭金じゃない』


松澤さんはCSRという言葉を聞くとすぐに「当たり前のことをやっているだけ」と言われた。自社の取り組みをCSRという言葉で再度注目されることに違和感があるのだそう。そんな松澤さんに“CSRに関わる経緯は?”と尋ねてみると、少し考えたあとで「いい車に乗って、いい服を着て、それだけでは虚しいと気付いた」と答えられた。この答えはマツザワ瓦店の社内風土にも反映されているように思う。松澤さんは笑顔で社員の話をされる。「最後は銭金じゃない」「最も大事なのは人間。」

企業としてCSRが成り立つには

『人間性・科学性・社会性のバランス』

“企業としてCSRが成り立つには?”との問いに

「自分にプラスになり過ぎたらダメ」「お金だけでなく“縁”」と松澤さんは言われた。

また、「人間性・科学性・社会性のバランスをとる」ことが重要だとも言われた。

松澤さんは海外へ向かう飛行機の中など現場を離れる機会を活かして現在の状況を振り返って考えるという。

「現場で仕事をする人にわかってもらえなければダメ」とは、ある大手ハウスメーカーの図面から教えられたそうだ。それは現場で働く職人さんのことまでよく考えられた図面で、その丁寧さがミスやクレームを減らし、ステークホルダーからの信頼に繋がると松澤さんは大いに共感したという。

『自分の頭で考える』

CSRに取り組むことは「社員さんに苦労をかける」ことにもなると松澤さんは考える。それは、新しいことに取り組むということは前例がないということだからである。つまりはひとりひとりが自分の頭で考える必要がある。しかしそれは社員の感受性を高めることと同義でもある。前述の培養土を用いた幼稚園での家庭菜園づくりは社員からの提案で始まったそうだ。

今後のビジョン

松澤さんが「屋根屋のドンになる」と言うのは、この業界の悪い慣習を変えたいと思っているからである。地震の家屋被害の多くについて「人災だと思う」と松澤さんは語る。

「他の業界よりもずっと遅れている」という建築業界を変えるためにも、マツザワ瓦店の取り組みには価値がある。

社員、地域の声

社員の声

マツザワ瓦店で働く社員の方に社長や職場について伺いました。

社長は花火を上げていく役目だと思っています。社長は社長でしかできない役割がある。社長と職人さんの中継ポイントにいる私は社長のやっていることに対するフォローや説明をしていっているつもりです。また、職人さんが満足して働ける環境を作っていくことも大事な仕事だと思っています。職人さんがいい仕事をできて良かったと思えるような場面をこれからも作っていけたらと思っています。(社員Sさん)
事務の仕事を6年ほど担当しています。仕事を進める上で、「こうしたらいいのではないか」と思ったことを提案しやすい会社だと思います。社長が自ら進んで取り組んでいく姿を見せてくれているおかげで、与えられたことをやっているだけではなく、自分で考える力を身に付けることができました。事務所も明るく笑顔の多い会社です。(事務Nさん)